2016年09月26日

貧乏姉妹物語

貧困JKが一時期話題になっていましたね。
趣味に金を使いすぎる、あれでは貧困とはいえない、みたいな意見が多々あって、たいへん恐れ入りました。
そういえば、生活保護の不正受給問題の折は、受給者がパチンコに行っただけで、囂々たる非難を浴びていたような。
経済的に困窮している人間が、趣味にカネを使うとは図々しい、ということか。
垢まみれでボロ切れをまとい、藁を咥えて鼻でも垂らしておれば、世間の皆々様方に、貧乏人と認めていただけるのであろうか。
エエ、右や左の旦那様……

話はちょっとそれるのだが、昔、ホームレス支援の団体の人が、こんなことを言っていた。
「ホームレスにカネを渡したとして、それを仕事探しに活かせる奴と、酒を飲んで使い果たしちゃう奴、より支援が必要なのはどっちだろう?」
また、ウシジマくんの「ギャル汚くん」には、「お金持ちがお金持っているのはね……無駄金使わないからだ!!」なんて台詞があった。
当然ながら、計画的なカネの使い方をすれば、カネは貯まっていくに違いない。
しかし、計画性を学ぶ機会がなかった人間や、将来の希望のない人間が、どうやって計画的なカネの使い方を身につけるのだろうか?
こうして、富める者はいよいよ富み、貧しき者はいよいよ貧しくなる。

ところで最も使い古されたネットジャーゴンの一つに、「ぐぐれ」というのがある。
今の時代、ネットで検索すれば、たいていの疑問は解決することになっている。
しかし、実際は全くそうなっていない。
そもそも、検索のスタートライン、検索ワードに何を選ぶかという段で、早速つまずく場合がある。
例えば、海外のポルノサイトで、寝取られものを探したい場合、「cuckold」とか「cheating」とかの検索ワードが必要になる。
ちなみにこの単語を知らなかったとき、僕はわざわざ「in front of husband」とか、自分なりの涙ぐましい努力で検索結果を絞り込んでいたが、アタッカーズの作品ばかりヒットしてしまった。
その他にも、露出モノは「exposure」より「public」の方が検索結果が多かったり、オナサポは「joi」で見つかるものの大半はfemdom系である、といったように、洋モノには独特のクセがあるようだ。
いや、話がそれた。
何が言いたいかというと、検索したい領域の語彙がなければ、検索の精度は著しく下がってしまう、ということだ。
あるいは、検索結果から有用な情報を汲み取るにも、やはり検索したい領域に対する知識が必要になる。
試しに政治的なトピックを「ぐぐって」みて欲しい。上位に来るのはゴミクズ以下のまとめサイトばかりではないか。
そんなものをいくつ読んだところで、何一つ得るところはないだろう。
必要な情報は、決して隠されているわけではないが、そびえたつクソの山に埋もれている。

計画的なカネの使い方ができない貧乏人や、グーグル検索一つまともにできない「情弱」を、自己責任の一言で切って捨てるのは容易い。
しかし、「服を買いに行くための服がない」人々を切り捨てることは、結局は自分自身の首を絞めることになりはしないか、とも思う。
全裸で生まれてきた我々にとって、服が提供される機会は、多ければ多いほどよいのではないだろうか?
posted by u_shino at 02:58| 日記 | 更新情報をチェックする