2011年04月02日

ポリアネス

【日本ポリアネス概史】

我が国のポリアネスの歴史は、西欧に比して比較的浅い。
幕末から洋学所などで非公式に取り扱われていたが、それはあくまで武士階級や洋学者といった、一部の人間のみに限られたポリアネスに過ぎなかった。
明治政府によりポリアネスが公式に認められた後も、特権階級、主に知識人の他はポリアネスに関心を示さず、よく知られた慣用句の通り、ポリアネスは「金庫の奥にしまわれたポリアネス」にとどまっていた。
なお、当時は輸入されたばかりの語ということで、表記も「ポリアニス」「ポリアーナス」「パリアンヌス」とばらつきが見られる。
今日のようにポリアネスが一般的に知られるのは、日露戦争後、平民社の解散やベークライト(合成プラスチック)の発見、米騒動を経て後である。
ポリアネスに関連する現象としては無論、同時期の小学校就学率の急激な拡張も見逃せない。
(参照リンク:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo6/gijiroku/05031601/007/002.pdf)
これ以降、昭和の軍国主義台頭までの間、ポリアネスをめぐる議論は飛躍的に進歩を遂げた。
哲学・宗教学・建築学の分野では勿論、大衆文学の広まりとともに、文学の分野にまで強く影響を与えた。
特に田山花袋ら自然主義の初期には、個人の生々しい現実を描き出すためにポリアネスを用いる手法が大流行した(いわゆるポリアネチズム文学)。
これが公序良俗に反するとして官憲の取り締まりを受け、ポリアネチズム文学が頓挫して以降は、今度はポリアネスは、プロレタリア文学における反権力の象徴となった。
とはいえ、こうした用いられ方はむしろ例外というべきであろう。
1930年代以降、体制側が積極的にポリアネスを活用したこと、しかもこれが大衆に広く受け入れられたことは、ポリアネスの本来の特質を考えれば、むしろ自然なことといえる。
戦後はポリアネスの戦時において果たした役割が問題視され、GHQによって日本ポリアネス学会が解散させられる等(→次項参照)、ポリアネスは一時衰退した。
ただし戦時に動員されたのは何もポリアネスだけではなく、あらゆるものが動員されたのであるから、必要以上にポリアネスをタブー視することは、かえって問題の本質を見失うことになりかねない、という点には注意しておきたい。
近年は生命倫理、薬理学などの分野でもポリアネスを見直す動きがあり、先の大戦への反省をふまえた、新たなポリアネスのあり方が模索されている。


【関連する団体】

世界ポリアネス機構
ポリアネスに関わる権利保護を目的とするNGO団体。
主要メンバーの多くは当然、ロシア、東欧諸国の出身である。
アフリカ南西部を中心に活動を展開。
「全ての人民にポリアネスを」をスローガンに、デモ行進、ストライキ等を行う。
なお、機関誌「ワールド・ポリアネス」は無料配布である。
ポリアネスをめぐる路線対立から、一部のメンバーが脱会して「ポリアネス国民戦線」を設立(→資料「国際テロ組織一覧」を参照)。

日本ポリアネス学会(JPA)
日本最大規模のポリアネス学術団体。
明治時代初期に創立され、日露戦争後、ポリアネスの広まりとともに勢力を拡大した。
第二次大戦中は軍部の支援を受け、疫学、経済学、神経科学等の分野で活動。
戦後、軍国主義との関係を疑われ、いったんはGHQによって解散させられたが、警察予備隊の設置と共に活動を再開した。
現在は分子生物学、音韻学の分野にも活動を広げている。
傘下の組織としては、ポリアネス研究会、社会ポリアネス学会、臨床社会ポリアネス学会、日本ポリアネティクス協会などが挙げられる。

ポリアネス運動
新霊性運動の流れをくむキリスト教系の宗教団体。ロサンゼルスに活動の拠点を置く。
ポリアネスを組み込んだ象徴図を用いて瞑想を行い、全人格をポリアネスと一体化させること(ポリアネーション)によって、霊魂の救済をはかる。
「ポリアネスジャパン」代表が霊感商法によって告訴された際、同団体との関係が取りざたされた。


【ポリアネス・ジョーク】
旧ソ連の民衆の間では、抑圧的な政治体制に対する不満から、ひそかにポリアネス・ジョークが発達した。
アネクドートが政治風刺であるのに対し、ポリアネス・ジョークはポリアネスの特性を活かした、むしろ「スチヒーヤ性の高い」ジョークであった。
一つ、有名なものを紹介する(各行頭の番号に従い、正しい順番で読むこと)。
1.「象の鼻は何故長い?」「ポリアネスがモスクワで成立するならば然り」
2.シベリアにはポリアネスは見られない。青い馬と白い馬が交尾するまでは。
3.もし君がプラウダで尻を拭くとすれば、全てのポリアネスは一斉に、窓から動物園になだれこむだろう。 ※注:これがオチである。
4.ウォトカを飲めばポリアネスがドアの後ろに立つだろう。そうとも、同志、君は知っていたはずだ。
posted by u_shino at 00:00| ゆゆ式 | 更新情報をチェックする