2017年11月17日

ニコニコ動画で軍歌を漁っていたら

ある洋モノの軍歌の翻訳動画に行き当たった。
ただの日本語訳ではなく、メロディーに合わせて歌えるよう、歌詞の文字数が調整されていて、そのアイデア自体は面白かったのだが、肝心の歌詞が文語体モドキというか、言い回しの変テコな部分が散見されて、何か惜しい。ノリ切れない。という凄いもどかしさを感じた。

アニメやらゲームやらでも、この手の不満を抱かされているオタクは、意外にいるんじゃなかろうか。
つまり、雰囲気を出すための古めかしい表現がわざわいして、せっかくの興がそがれてしまう、みたいなの。

ただ、アニメやゲームにおいて、どこまで厳密に正確性を求めるのか、という問題はある。
多くの場合、求められるのは「それっぽさ」なのだから、そこにいちいち文法がどうのとキャンキャン言うのは現実的ではない。
というか文法だって時代によってルールがどんどん変遷していったりするので、本当の本気に取り組むとしたら、もはや専門家を雇わんといかんという話になる。
大抵はそこまで金や時間をかけていられない……というのが、文語体モドキの横行する一因ではあろうと思う。
ただ、ちょっとした古めかしさを出したいだけであれば、現役で文語体を使っている俳句や短歌の指南書の1冊も買えばよかろうという気がしなくもないが。

また、表現としての「それっぽさ」を通すために、正確性が邪魔になる場合もあるかも知れない。
以前に深夜アニメで「ナントカは許されざるべきものですわ!」みたいな台詞を耳にしたのだが、「許してはならない」のニュアンスならば、「許すべからざる」とすべきだと思われる。
しかし、「べからざる」はあまり見かけない言い回しだから、瞬時に意味を伝えるためには、むしろ「ざるべき」の方が正解だと考えることもできる。

更に言うなら、我々が文語体モドキに違和感を感じるとき、その違和感はどこまで正しいものだろうか。
文語体は一般的には、古めかしい言い回し、古典文法に或る程度まで添ったルールで書かれている表現とされている。
もし文語体モドキを変テコだと感じるなら、それは子どもの頃に学校で習った古典文法とマッチしないという感覚があるからではないか。
しかし、学校教育における古典文法は平安時代の書き言葉がベースなので、「文語体」の指す範囲(古代〜近代)にそのまま適用できるとは限らないし、そもそもアニメやゲームのキャラクターの台詞は多くの場合、話し言葉の体を取っていたりするのだから、話し言葉と文章のズレも、本当は考慮されなければならない。
こう考えると、文語体モドキに対する違和感は、それはそれで正確性に欠けるのではなかろうか。

口語体が話し言葉から作り出されたように、文語体もまた時代によって何度も作り直されてきた。
文語体をその書かれる時代以前の文章の模倣によって生み出されるものと考えるなら、遠い未来には文語体モドキが平成の文語体として扱われる日が来るかも知れない。
そして平成文語体の成立した時代背景の解説とともに、ツイッターのアニメアイコンと日の丸の組み合わせが、新しい歴史教科書の巻末資料に収められるだろう。

以上、「僕の妹は漢字が読める」の感想でした。
posted by u_shino at 02:42| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

一発芸をするニワトリの動画を見たんだけど

ニワトリの名前が「ピヨちゃん」だった。
ヒヨコ丸出しの後先考えないネーミングで、何か笑ってしまった。
ピヨちゃんといえば、こんなSSがありました。
「アイマス+任意の単語」で検索すると、概ね何らかのSSがある。
http://elephant.2chblog.jp/archives/52164956.html

がんぼナニワ悪道編が完結。
激昂がんぼ以降、文字数が多くて微妙だなあと思いつつ、結局最終巻まで読んでしまった……
しかしウシジマくんにしろ、がんぼにしろ、何で最終的にヤクザものになるかね。
ウシジマくんも、そろそろ終わりか。
あれこれ不満を言いつつも、終わるとなると何となく寂しいもんである。

Wikipediaの「ぎなた読み」に、へごちんが載ってる!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8E%E3%81%AA%E3%81%9F%E8%AA%AD%E3%81%BF


先日、友人と飲んでいたときに、元号改正が話題にのぼった。
仕事上の文書作成やら役所の手続きやらで、とにかく元号が煩わしいとの雑感がありつつ、日常に紛れ混むこの手の微細な負荷に天皇制の影を見るという陰謀論へ。
実際、一部の天皇大好き人間以外は、皇室アルバムなど見ておらず、我々民草が天皇を意識するとしたら、年号や祝祭日を除いて他にない。汎くところに神はおわすのである。
戦前であれば、こうした強制は今より露骨な形で行われていたところで、たとえば「畏れ多くも万世一系の……」と来たら直立不動の姿勢をとる、というような臣民しぐさなどは分かりやすい。
今は手口が巧妙化して、さすがに学校で御真影を掲げたりはしないのだが、それはシステムが死滅したというより、むしろ完成形に近づきつつあることを意味するのではないか。
換言すれば、明治維新(The Meiji Restoration)以来の天皇制は、象徴天皇制という形態に移行することで、より不可侵なものとして強化されたのだ。あるいは遠くない未来、天皇抜きの天皇制にまで至るかも知れない。
ところで奇妙な話ではあるが、前述の「畏れ多くも」で直立せずに上官からビンタを食らった人間は、上官を憎んだとしても、天皇制を憎むとは限らない。
むしろビンタは、彼を天皇制の熱烈な支持者にするだろう。すなわち、天皇を以て上官を打ち倒さんとする、維新への回路が開かれるのだ。
こうして不満分子も守旧派も、誰も彼もが可愛い可愛い赤子になる――たとえ玉座が空っぽになったとしても!
以上、明治節=日本国憲法公布の日の所感として。
https://www.youtube.com/watch?v=Gt7gplJIu2Q
posted by u_shino at 02:58| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

普段は腹パンとか拷問絶叫とかリョナ系の音声作品ばっか出してる同人サークルが

「耳元で駄洒落100」とか超ほのぼのしたやつを出すと、どうかしたのかと思うよな。
http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ207711.html

お久しぶりです。鬱田です。
駄洒落といえば、「ユリシー on アイマス」というネタを、いつ使おうかと温めているうちに、「ユーリ!!! on ICE」のブームが終わってしまいました。
そういうことってあるよね。
キルミーベイベーの高部あいの件からずっと、ラブライブ声優の逮捕に備えて「シャブライブ」というネタを温めていたのに、全然別のことで炎上してしまうし。
とかく人の世はままならぬものであります。人間なんかやめてフレンズになりたい。

ところで角川映画といえば、石井輝男の「地獄」ですが、こないだフジで宮崎勤のドラマをやってましたね。
http://www.fujitv.co.jp/shinjitsu30/

何というか全体的に退屈だった。新しい観点もなく、警察発表以上の新情報があるわけでもない。
「宮崎勤も普通の人間だった」というオチは陳腐だし、「普通」を「責任能力あり」と混同するのは陳腐どころか大いに問題ありなのでは。
ただ、坂本真のハマりっぷりだけは見る価値があったと思います。宮崎勤モノマネ選手権があったら一位になれそう。

ちなみに「宮崎勤 地獄」でぐぐると天国と地獄が出てくる。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12172409537
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13141732363


異種族レビュアーズ
http://seiga.nicovideo.jp/comic/22885

モン娘の風俗というネタ自体は時折見かけるが、風俗レビューというのは新しい。
種族ごとの特性を踏まえて、細かくネタを作ってるところに好感。
ダンジョン飯と同じ臭いがする。


風邪薬のCMあるある。てさ部の臭いがする。
https://www.youtube.com/watch?v=jsjb_57H3B4

LivemaxのCMが百合
https://www.youtube.com/watch?v=__-U8EDWNPw

エムサイズの「恋と××のフェムドム」って、愛と幻想とファシズムのもじりかな。
https://www.youtube.com/watch?v=YUv5KThV4yA

中国のマジシャンのコント
https://www.youtube.com/watch?v=ggIVDQuNyCU
posted by u_shino at 00:38| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

牛、牛を使う

牛乳石鹸のCMが何やら物議を醸しているそうで。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/15/milk-sekken-arainagaso_n_17762350.html

最近、こういう広告がらみの問題が多いですね。
色んな人が声をあげやすくなったということで、大変結構なことではある。
CMの問題点は、既に言い尽くされた感があるので、僕がここで改めて何か言う必要もないと思う。


と言いつつ、いくつか気がかりなことがあったので、やっぱり少し話しておこう。

CMの中で、新井浩文演じる主人公は、一個の内的な葛藤を抱えた人間として描かれる。
時代の要請で「マイホームパパ」たることを受容しつつも、心に染みついた「頑固親父」の在り方も否定しきれない。
相反する2つの父親像の間で揺れている。
そんな時代の狭間にある父親達への、応援の気持ちを表現したかったのだ……
上記の牛乳石鹸側の言い分をふまえると、そういう風に解釈できなくもない。

しかし、主人公の中にある対立項は、本当に「マイホームパパ」と「頑固親父」なのだろうか?

物語の中では、「マイホームパパ」「頑固親父」がそれぞれ、現在・過去の自分と対応して描かれている。
現在においては、ゴミ出しや誕生日ケーキの買い出しを頼まれる、マイホームパパとしての自分の在り方への不満。
過去においては、家庭を顧みず、自分に構ってくれなかった、頑固親父としての父親への不満。
ここに「マイホームパパ」「頑固親父」とは別の対立項を見出すことができるのではないか。
つまり「外から押しつけられる父親像」と「不満を覚えながらも黙って従う自分」という構図が、彼の葛藤の原因としてあるのではないだろうか。

その証左となるのが、「子どもの誕生日に、後輩と酒を飲んで帰る」という、今回物議を醸した問題行動である。
話の流れとしては、次のようになる。

・子どもの誕生日ケーキの買い出しを頼まれ、マイホームパパとしての在り方に疑問を覚える
・報告を怠った後輩が、高圧的な上司に叱られている
・後輩を飲みに誘って慰める。飲みの最中、妻から電話が来るが無視する
・帰宅後、妻に叱られる
・風呂に入る(父と風呂に入った回想シーンが入る)←ここで牛乳石鹸が登場する
・風呂から上がり、妻に謝って、そこから子どもの誕生パーティーが始まる

ここにあらわれた構図は、実は見かけよりもずっと面白いものだと思う。

主人公が、マイホームパパとしての在り方に疑問を覚えた結果、そこから外れてみようして、後輩を飲みに誘ったとする。
彼の自意識としては、これは頑固親父的な行動ということになる。
子どもの誕生パーティーを無視して、仕事場のことを優先するわけだから、実際そうなのだが、別の見方をすることもできる。

主人公が、「高圧的な上司/後輩」を、「頑固親父/自分」に重ねているとしたら、むしろこの行動は反・頑固親父的である。
さらに彼は、報告を怠ったせいで上司に叱られた後輩を慰める一方、自分も連絡を怠ったせいで妻に叱られる。
後輩=過去の自分が、過ちのせいで上司=頑固親父に叱られたのだから、現在の自分も過ちのせいで妻に叱られなければならない道理である。
ならば妻は頑固親父ということになるのか?

ここで最初に示した対立項を思い出していただきたい。
妻と頑固親父をつなぐ共通点は、「外から押しつけられる父親像」と「不満を覚えながらも黙って従う自分」の前者である。
とすれば、彼の問題行動は「不満を覚えながらも黙って従う自分」の揺らぎを意味するのではないか。

ただ残念なことに、彼は風呂に入って全てをリセットしてしまう。
頑固親父にも優しいところはあった、という回想シーンを通じて、「外から押しつけられる父親像」は肯定される。
その結果、「不満を覚えながらも黙って従う自分」も肯定され、彼は風呂上がりにマイホームパパに戻るのだ。
つまり問題は何も解決されないまま、物語は終わりを迎えたことになる。

自我の叫びをリセットして、ただ与えられた価値に従う生には、死と等しい絶望しか存在しない。
CMのタイトルは「与えるもの」だそうだが、正しくは「与えられたもの」とすべきだろう。


牛乳石鹸のCMに寄せられた批判の多くは、家族を思いやることができない甘ったれた主人公の自意識を問題にしている。
勿論それはそれで的を射ているのだが、このCMは意図せずして、より深刻な問題を描き出してしまったようにも見える。
主人公のような、倫理を主体として選ぶことができない在り方は、実はこの社会全体に当てはまるのではないか?
ただ正しいと言われたことを正しいと信じるか、正しさに対して単に反発するに留まるといった精神性。
押しつけ憲法論から表現規制反対論まで、我々は延々と倫理の醸成に失敗し続けてきた。
このCMの主人公を、いったい誰が笑えるだろうか。
posted by u_shino at 03:16| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

夏コミ終わった

来てくれた方、ありがとうございました!
オリジナルの百合小説の在庫(2部)が完売したので、夏コミは大勝利したといえよう。


けものフレンズのMADを探してたら、「しなのフレンズ」なる動画が複数出てきた。
今日もドッタンバッタン大勝利!
動画自体は2ちゃんノリで、あんまり面白いのがなかったけど。残念。

そして、けものフレンズ×スカイリムがあった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30695110

そびえとちほー版。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31648477
posted by u_shino at 00:20| 日記 | 更新情報をチェックする